DVD・コミックマニアの日記

DVDやコミックの紹介をしていきます

集英社コミック 「ジャングルの王者ターちゃん」徳弘正也作についての紹介です!

ターちゃんが連載を開始した当初は少年ジャンプの黄金時代で当時、中学生だった僕には北斗の拳等とは別次元の衝撃を受けました。まず、それまでの常識を覆す下ネタの数々と格闘漫画としての設定の面白さ、いろんな意味で頭を揺さぶられるような斬新な展開に毎週楽しみにしておりました。大人になってやはり読み返したくなり、全巻セットで購入しましたが懐かしさと当時の新鮮さそのままで面白かったです。さて、この話のストーリーですが、ジャングルに住む青年のたーちゃんですが、彼を取り巻く奥さんや友人等個性的なキャラクターとおこるさまざまなトラブルが主な題材ですが、なんといっても当時だから許されるネタの数々はまだ見たことのない人には必見です。時折見せる作者の人情味あふれる世界観は、見ていると懐かしくやさしい感じです。僕がおすすめするのは、たーちゃんが途中から中国の拳法の流派の派閥争いに巻き込まれ、試合をするのですが、その試合の内容が非常に面白く圧巻です。そして物語も終わりの方ではなんとターちゃんと血のちながった親族を巻き込んだ戦いが勃発し、これまた何とも先の読めない面白い展開が待っています。単なるギャグ漫画で終わらないハイレベルな面白さを保障しますので是非一読下さい。

               f:id:seconduser2008:20171001053150j:plain

 

竹書房コミック 「天~天和通りの快男児」 福本 信行作 についての紹介です。

こちらの作品はギャンブル好きの方にはたまらない出来です。舞台は麻雀に取りつかれたような代打ち同士の東西を分けての大掛かりな団体戦がメインとなるのですが、その中でとりわけ異才を放つのがアカギであり、ライバルとなるのが原田でこの2人を取り巻く個性豊かなメンバー同士でイカサマを含めた壮絶な勝負を展開します。この作品の面白さは鬼気迫る勝負の連続にあると思います。主人公の天とひろゆきが特殊ルールで戦う様相は必見です。そして勝負の途中でアカギがなんと、己の信念の為に敢えて負けを選ぶという仰天の展開となります。勝負はついに天と原田の一騎打ちになるのですがこの原田というキャラが暴力団の組長という異色中の異色の天才で天も激闘を繰り広げます。敢えてアカギでなく天が最後に戦うという展開がこの作品の面白さです。東西戦も激闘の内に終了し、舞台は数年後となります。アカギは何とアルツハイマーを患い本人の希望により安楽死を選ぼうとするのですが、東西戦を戦った盟友、ライバル達がアカギの自殺を止めようと必死になりますが、天才アカギは己の孤高を保つ為に最後にこの世を去ります。そのあまりの孤高の魅力の為にスピンオフ作品として鷲巣、ひろゆきの2人の作品がリリースされています。個人的にはひろゆきの作品が好きですが皆様をアカギを気に入ればぜひ読んでみてください。

                f:id:seconduser2008:20170930045710j:plain

講談社コミック 賭博黙示録 カイジ  福本信行作 についての紹介です! 

カイジを読んだ事のない方には必ずオススメできる作品です。今まで僕が知っている限り、カイジのような表現でお金の大切さを訴えた漫画は無かったです。ストーリーはフリーターで社会不適合者の青年、カイジが借金を抱え目的を持たずにふらふらと生活をしていると借金返済のためにやむなく命を懸けたギャンブルに参加する事になります。この作者の独創的なギャンブルに命を懸けて戦う、という発想は秀逸です。シリーズ最初のこの作品では、カイジは借金を返済できる大金を賭けて命がけのバクチをします。が、参加者の多くは今後の一生を奴隷として生きる、もしくは重症、死亡するという危険なバクチにカイジは辛うじて生き残りますが、そのバクチに負けたものは悲惨にも奴隷として地下で強制労働を強いられるのですが、かれらの将来は健康を損ない短命に終わる未来が待っています。カイジがこれほどの爆発的ヒットになった背景には、現在のフリーターの若者にあまりにも経済的な不遇な環境と将来的な閉塞感が蔓延するこの世相の中で、作者が作品世界の人物をに代弁させて訴えるのは「学歴もコネもない若者は何か思い切ったことをしないと明るい未来など訪れない」という断言ではないかと思います。そのくだりはぜひ、本編を購入いただきお読みいただきたいと思います。

          f:id:seconduser2008:20170924075309j:plain

 

2回目の紹介・・映画 ブレードランナー ハリソンフォード主演 についての紹介です!

最近になってブレードランナーの新作が公開する事になりましたが、僕はこの映画を公開当時からこの作品の熱狂的なファンである兄の影響で10回くらい見ていました。まだ10歳位の時に初めてこの映画を見た印象は、なんだかよくわからないけどすごい、という事でしたが改めて今見直してみると当時にしては何と革新的な映画を作ったのだろうと思いました。リドリースコット監督の溢れんばかりの才能が随所にあふれ、ただただ平伏するだけです。さて、肝心のストーリーですが2019年、荒廃する未来の中でアンドロイド的な位置付けのレプリカント・・・の内の4人が反乱を起こします。といっても些細な逃走しか出来ないに近いですが。。理由はレプリカントは4年しか生きる事が出来ず、人間のような生存本能を持つ彼らは製作者に延命を求めるのですが叶わず、主人公のレプリカントを殺す事が仕事になっているブレードランナー=ハリソンフォードに追い詰められていきます。悲劇の敵役にこれまた名作中の名作、サルートオブザジャガールトガー・ハウアーがこれでもか!といわんばかりの名演で物語はクライマックスに向かいます。ヒロインにはショーン・ヤング、その他にもダリルハンナ等素晴らしすぎる配役と脚本です。単なる映画にとどまらず、人間の創作意欲や、芸術性は極めればこれほどの大事を成し得るのか、という力強さを間違いなく体感できます。物語は最終的にレプリカントの敗北で終わるのですが、この映画が何を伝えたいのかという事は各諸説あると思いますが、僕は結局、この映画で監督が伝えたいのは、人間の根源的な力、継続的な努力はとてつもない事を成し得るからみんな頑張ってとてつもないことでも成し遂げて行こう、という熱いメッセージではないかと勝手に解釈しています。悲しい事があれば見て元気を注入したい映画の代表です。ぜひアマゾンなどで購入してください。

   f:id:seconduser2008:20170923050326j:plain

コミック 日本文芸社 野望の王国 雁屋 哲 作についての紹介です!

さあ、真打ちのおすすめコミックの登場です。いよいよこの漫画について語る日が来ました。ストーリーは東大在学中の超エリート大学生2人が己の権力欲のままに生きるという斬新すぎる世界観です。己の都合の為ならすべてを犠牲にしても一切構わないと誓う若き橘征五郎の前に、立ちはだかるのは権力を背景に無数の権力者たちですが、彼は若さと残忍さを武器に全ての障害を己の力のみで取り払い、すべての権力をわが手に入れるまで戦い続けます。このコミックを知らない奴はモグリだ、という共通の認識が一部の通の間ではあると思いますが古本屋勤務経験の長い僕の知る限り、コミック通を自認する僕のNO1がこの野望の王国です。主人公を阻む最大のライバルの柿崎 憲は何と若くして警察署長になる超エリートで彼も己の思うがままに権力を手中にしたいと心の底から願う同類です。さらに多くの個性的なライバルが己の野心の為に争いを繰りひろげます。このコミックは池上 遼一の作品の初期作品のようなパワフルさと激しさが細部にあり、一気に読破する事間違いなしです。アマゾンなどでセットで一気に購入し我が家のバイブルとして時々読み返してエネルギーをチャージされることを強くオススメします。

              f:id:seconduser2008:20170922052122j:plain

竹書房 コミック 「アカギ ~闇に降り立った天才」 福本伸行 作についての紹介です!

アカギは30巻を超える長編漫画です。ストーリーは天才ギャンブラーのアカギ少年がふとしたきっかけで麻雀をはじめるのですが、物騒にもいきなり高額なレートでの麻雀勝負をする羽目になります。麻雀は初心者ながら勝ちを収めるアカギの前に闇の帝王の鷲巣が立ちはだかります。彼との対戦は鷲巣麻雀という特殊なルールで戦うのですが、この作者の醍醐味はカイジでもアカギでも特殊なルールを創作し、そのルールがまた一層話を盛り上げる事です。鷲巣との戦いで特殊ルールの一つは、現金を用意できない場合は双方の血を抜く事によって代わりとする、という無茶があります。この血を抜くという行為が絶妙で死にそうになりながら双方に血を抜きます。福本作品の面白さはこの理不尽さを曲げない、というところも大きく、カイジでもアカギでも腕や指を切断するという衝撃の展開が結構あります。ギャンブルに負けると死亡、又は致命的なダメージを普通に受け入れざるを得ないという、すごい勝負です。その対価として大金を賭けたやり取りがされるのですが、福本漫画の面白いところは基本的にお金が生命よりも重要という徹底した作者の世界観があり、それが大いに受けているのではないか、と僕は勝手に解釈しています。ぜひ一度ご覧ください。

f:id:seconduser2008:20170921070512j:plain

エイリアス コンパクトBOXについての紹介です!

j.j.エイブラムス監督の傑作スパイアクションです。ストーリーはジェニファー・ガーナ―が演じるシドニーブリストウが騙されて入った組織SD-6が実はCIAの敵対組織でその事に気がついたシドニーは二重スパイとしてSD-6に復讐を誓い、組織を壊滅させる為に全力を尽くします。本作の魅力はシドニーが演じるスタント無しのアクションの数々と変装の数々です。そして幾多の戦闘シーンの中で、シドニーも時に窮地に陥り、何度も危ない目にあいながら次第に物語は佳境に進むのですが、この監督のこだわりなのか、SF要素を相当盛り込んでおり、SFが好きな人にはたまらない面白さです。物語は最初はSD-6の壊滅がテーマでしたが次第に本題の権力闘争的な方向に話は進み、本格的に登場人物の争いが熾烈化します。シドニー父親は善良ですが母親は権力欲に憑りつかれシドニーとは敵対関係になります。そしてシドニーは妊娠すると今度は代わりのエージェントが配属され、シドニーの指示のもと、目的に対処するという展開になります。敵対するキャラも個性的で魅力的なキャラばかりでスローンというボス的なキャラは最終シーズンまで出てくるのですが権力欲に憑りつかれたすごいキャラです。ぜひ一度ご覧ください。

f:id:seconduser2008:20170920045853j:plain

DVD 「CSI;マイアミ」コンパクトDVD-BOX シリーズについての紹介です!

このシリーズは最初にレンタルでなんとなくみているうちに徐々に設定の面白さに引き込まれて全話、一挙に見てしまいました。まずおもしろかったのが主人公のホレイショの渋すぎるセリフ回しと行動的なところ、そして銃撃戦になるとめっぽう強いなどまさに現代のこんなかっこよい中年になりたい、を具現化しています。ストーリーは化学捜査をしつつ、時と場合により現場に踏み込み銃撃戦を繰り広げる感じですが、警察内部の裏切りや仲間の死など多くのアクシデントに見舞われつつ、あくまで渋くかっこよく生きていこうとしていきます。話の一角を紹介しますと、ホレイショは部下の身内と恋仲になり、再婚話が進んでいるところにトラブルに巻き込まれて婚約者が殺されます。そして事件が核心にせまると実は婚約者も主人公の敵対メンバーの関係者だったという衝撃の展開です。そして物語は一話完結ながら長い間敵対してきた相手もちょくちょく出てきて物語を一層引き立ててきます。ほかのCSIシリーズもその辺は似ていますがこのマイアミのくだりが僕の中で一番好きです。今作のメインキャラのデルコの活躍も素晴らしく、美人のナタリアなど素晴らしすぎるメンバーばかりでかっこいいです。

               f:id:seconduser2008:20170919034713j:plain

DVD 「FRINGE フリンジ」シリーズについての紹介です!

このフリンジに関してはあまりの面白さに全5シーズンすべてのDVDをアマゾンで購入しましたが、予想外の安さで皆様にはぜひ購入して頂く事をお勧めします。僕も最初にまずレンタルで何気なく見だしたのですが海外のSF映画が好きでしょうがない僕は一気にはまってしまい、夢中で全部見てしまいました。ストーリーは奇想天外で天才科学者がSFでしかありえないような事件を解決していくのですがその設定がさすがにこの監督ならではの感性です。そこから徐々に物語は壮大なスケールに発展します。物語の気になる存在だった「監視人」と言われる人間より高度に進化した存在が徐々に人間の世界を蹂躙し、一気に人間は「監視人」に支配される存在になります。物語の後半はこの「監視人」と人間との戦いになるのですが、主人公のオリビア・ダナム捜査官と数奇な運命のピーターの関係や異なる世界の同一人物とのやり取りなど、今までのドラマの概念を覆す斬新なストーリーと設定の数々は必ずや見ている人を虜にします。試しに最初のシーズン1を購入して頂ければ、おそらく大半の方は最後まで一気に購入している事でしょう。最近、刺激に飢えている方にはぜひお勧めの作品です。

              f:id:seconduser2008:20170919032139j:plain

 

日本文芸社コミック 「外道坊&マーダーライセンス牙」 平松伸二 作についての紹介です!

平松伸二先生の作品の魅力は何と言っても強引な昭和の勢い全開である事ではないかと思います。ブラックエンジェルズマーダーライセンス牙、そしてこの外道坊といずれも個性豊かなキャラのオンパレードですが僕の中ではこの外道坊の主人公か松田のいずれかがNO1です。詳しくは他で見て頂くとして平松先生の漫画の特徴はタイトルがころころ変わっていく事です。さらに昔の人気漫画のキャラが現在の漫画に出てきたり、松田の様にそのまま出てくる場合もあり、作者の自分の作品のキャラに対する愛情の深さに僕たち長年の愛好者たちは涙無くては読めません。さて、この作品の解説ですが主人公は全国を行脚しながら殺された者の無念の声を聴き、悪事を働く「業人」どもを抹殺するスピリチュアル・マーダーという異色の設定です。登場人物も曲者揃いで昭和の香りしかしない個性豊かな登場人物の話の展開にバブルのころの熱気を再度思いだし、見ているだけで元気になれる読む薬と呼んで差し支えないと思います。そして話もどんどん進むにつれ、なぜか雪頭が登場します。この作者のすごいところは昔の漫画のキャラを愛しすぎるあまり今の漫画に登場させたい、という気持ちが強すぎてさらに編集部もそれを認めているというところです。読まずして寿命を迎えるのはもったいないといえる一冊です。

         f:id:seconduser2008:20170919025710j:plain

日本文芸社 コミック ミナミの帝王 郷 力也作 についての紹介です!

映画版のミナミの帝王は竹内 力や千原ジュニア等が目立ち、ストーリー重視ですがコミック版は映画版とは異なり、その時の世相の中でニュースに取り上げられたりまだあまり知られていないけど面白い事を真っ先に取り上げる、という事がメインな感じです。一見すると普通の金融漫画の様でありますがナニワ金融道などのようにがっつり金融がらみに特化した漫画で無く、あくまでその時に世間で関心を持たれている事をクローズアップする、という点で面白いです。たとえば、法律に関してその盲点を主人公が解説したり、ピットコインなどまだなじみのない事を真っ先に取り上げたりする事に作者の必死に面白い物を提供しようとする姿勢がうかがえます。もう20年位ずっと読んでいますが面白さにはますます拍車がかかり、おすすめの一冊です。漫画GORAKUには「銀河~The last Wars」や「白竜」の様に骨太な漫画が目白押しで僕らの年代の読者が読めば血沸き肉躍る名作揃いであります。その中でも雑誌の一番、端の部分に常に陣取り、存在感いっぱいに連載を続ける本作はひときわ別格です。映画版とは異なる本作の魅力を思う存分楽しんでもらえるようにぜひ一度コミックをご覧ください。

                   f:id:seconduser2008:20170919023238j:plain

コミック 銀河  ~The Last Wars~ 高橋よしひろ作についての紹介です!

この漫画は25年以上続く銀河シリーズの最終シリーズです。このシリーズの革新的な点は何と言っても犬が人間同様の感情を持ち、大義の為に戦うという壮大なストーリーです。基本的には犬対熊、良い犬対悪い犬、という構図ですが漢(おとこ)同士の友情は男塾さながらの勝負を通して結束を強め、正義の軍団が不利な状況から友情パワーで辛くも勝ちを収めるのですが、勝負の世界は非常で熊の中でも相当な手練れが相手なので死亡する漢が続出します。死闘の様子は絶対に面白いです。熊はパワーが強いので一撃で下手をすると犬は即死します。戦闘慣れしてない普通の飼い犬などは熊の餌にしかならない事が多く、無残に殺されてしまうのですが限られた少数の漢たちが徒党を組んで宿敵とやりあいます。面白いのは最初の主人公も出てくるのと主人公の飼い主もまだ全然出てくるので長年見ている人からすると嬉しい限りです。犬の中には必殺技を身につけて対抗する猛者もおり、極めつけは体を回転させながら体当たりをしつつ熊の体を切り裂く、という技まであります。最近面白いのは相手の熊のボスと話し合いで共存をしようと考える犬もいて徹底抗戦を反対するなど議論が分かれている点です。アマゾンとかで買えばセットで買えるのでよかったらぜひ読んでみてください。

                 f:id:seconduser2008:20170919021349j:plain

コミック 闇金ウシジマくん 真鍋昌平 作についての紹介です!

闇金ウシジマくんは主人公が闇金融を営み、高利でいろいろな相手に貸したお金をどんな事をしても取り上げるという、ミナミの帝王とは方向性が異なるかなり過激な漫画です。主人公がお金を貸す相手はサラリーマン、ホスト、ギャンブル依存症等の方ですが最初は少額で済んでいた借り入れが浪費癖ややむを得ない理由により徐々に高額になり最終的にどうにも返せない状態に陥り破滅するまでを描く漫画です(正確にはハッピーエンドもありますが)。破滅するまでの経緯は様々ですが、概ねが身から出た錆が原因で借金をする人には自堕落な生活から抜けられないという共通点があると作者は言いたいのかなと思います。ギャンブル依存症の傾向のある人にはギャンブルを辞めるべきだと作者は遠回しにいっているように感じます。この作品の面白いところは借金をする人には客観的にみて直した方がいいところはある、という事なのかと思うのですがあくまで借り手の人を客観的な視点から冷静に描いていく事が斬新な感じがします。現在40巻になるこの作品ですが、一度読み出したらやめられなくなる事間違いなし、と太鼓判の作品です。作者の執念というか、洞察力の深さはなかなか他で見る事の出来ない面白さです。

    f:id:seconduser2008:20170919013555j:plain

コミック ゴルゴ13 リィド社 さいとうたかお作 についての紹介です!

ゴルゴ13の魅力はその時々の各国の情勢を題材にして淡々と物語の背景が語られることです。作者の周到な取材と見識の深さ、物語の重厚さなどどれをとっても間違いなく一級品であり、一話読むと全部を読んでしまいそうになる面白さです。そしてゴルゴ自体の設定の面白さも秀逸いで一流のスナィパーで金次第でどんな依頼も引き受けるという徹底ぶりです。誰とも群れをなさず、依頼者の仕事を淡々とこなしていくゴルゴの姿はストイックさの塊です。ぜひ読んでください。

              f:id:seconduser2008:20170917055205j:plain

映画 ブレードランナー の紹介です!

ブレードランナー2049」の前作となる今作は僕の知る映画の中で間違いなくトップ3に入る名作です。リドリースコット監督のこの作品を初めて見たとき、僕は小学生でしたがあまりの衝撃にそのまま夏休みの宿題の作文にこの作品をもとにした小説を書きました。ブレードランナーの衝撃的な事といえば、まず当時の時代においてこんなに暗い世界観で未来を予想している人がいた、という事です。普通は未来と言えばそれなりに明るいイメージか近代的な未来を想像しますがまずそういった要素がないです。退廃的な堕落した近未来を見事に描いており、リアリティがすごいです。そしてそこにぴったりのはまり役のハリソンフォードと「サルート・オブ・ザ・ジャガー」のルトガーハウアー、若き美貌のショーン・ヤング、ダリルハンナ等そうそうたる配役です。ストーリーは精巧なアンドロイドのレプリカントが人間の感情を持ち、長生きしたいと考えるのですが願いかなわず生みの親を殺害し、逃走します。それを刑事の主人公が追いつめていくという悲しい話ですが物語の結末は意外な方向に進みます。この映画のレベルの高さは相当でいろんな映画を見飽きた方にも必ずや感動を与える作品です。

    f:id:seconduser2008:20170917052557j:plain